武田の杜保健休養林でチチブギセルの繁殖に成功しました
甲武信ユネスコエコパークインフォメーションセンターがある、山梨県立武田の杜保健休養林で、秩父山系固有で絶滅危惧種のカタツムリ「チチブギセル」の繁殖に成功しました。
チチブギセルは細長い見た目が特徴のキセルガイの一種で、希少種のため発見されること自体がまれで、人が管理する環境での繁殖例は極めて珍しいです。
成体の大きさは2センチほどで、現在8ミリほどまで成長しました。
今後、陸生貝類の研究機関や博物館、保護増殖に取り組む動物園などに情報提供するなど、甲武信ユネスコエコパークエリア内に生息する固有種の保全に役立てていきたいです。