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伝統芸能

一ノ瀬高橋の春駒

春駒は小正月の行事です。1月14日の夕刻をハイライトにその前後に一連の祭礼行事が行われます。
その準備は1月3日から始まります。1月3日に別当(当番)が経費を集める「お紙集め」、1月11日に神かざり準備の「神立て」をします。
1月14日になると、別当の家の門前の灯篭に火が灯されて春駒が始まります。集まった人たちに御神酒がふるまわれ、別当の家の座敷で春駒がひと踊り行われます。1月15日は「別当送り」といって、地域の人が別当の家に集まり春駒のために作られた色々な道具の解体作業などを行います。これをもって一連の春駒の行事は終わりとなります。
昭和42年(1967)に県指定無形民俗文化財に指定されました。近年は保存会の尽力などにより、塩山駅前の甘草屋敷でお披露目会などを行い、保存活動に力が入れられています。

甲州市 一之瀬高橋の春駒
甲州市 一之瀬高橋の春駒


 


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