龍勢とは椋（むく）神社の大祭に奉納する神事として代々伝承され続けてきた「手作りロケット」のことです。槍にかけて打ち上げる様が龍の昇天の姿に似ていることから龍勢と呼ばれています。ロケット推進の噴射によって約500メートルの高さまで上昇するもので、土地の古老より構造や火薬の取り扱い方などを伝承した若衆が製造します。伝承技術の相違によって二十七流派あり、それぞれが独特の工夫を凝らすため各龍勢も個性的なものに仕上がります。大勢の観客が見守る中、十数分おきに三十数本の龍勢が打ち上げられます。
公開日は毎年10月の第2日曜日です。

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